いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

この今を生きるあなた



永瀬廉くん、24歳のお誕生日おめでとうございます。


今日で人生の半分をアイドルとしてジャニーズとして過ごしてきたことになる。
今のれんくんにとって『アイドル』とはどういったものなのか本人に聞いてみたくなった昨年末。
きっとそんなことを聞いてもはぐらかされるだけ、もしくはファンの気持ちを汲み取った言葉をくれるだろうとわかっているけれど。
随分と昔、ジュニア時代に、れんくんは「アイドルとは希望」と回答していた。
今の私は、れんくんにとってアイドルというものがれんくんの歩む先を照らす『希望(のような光)』であってくれたらいいなと思う。
これはファンの我儘でしかないとはわかっているが。


れんくんから「演出に携わりたい」という言葉が出てきた。
今までは担っていたメンバーにほぼ全て委ね任せていたけれど、今後は変わる…どうなるかわからなくなったからなのだろうか。
演出に深く興味はなさそうにも見えたし、メンバーを信頼しているからこそ自分が担う必要はないと考えていそうだった。
そんなれんくんから演出についての言及があり、見て見ぬふりをしていた変わりゆく現実を突き付けられ、にがみを思い出す。
でも、ジュニアの頃のれんくんの影絵も先輩の演出を見て真似て自分のステージに持ち込んだのもEXに通路を作ったのも好きだったから、また見れるようになるのだとしたら嬉しい。
「何年かかるかわからない」という言葉から一から学ぶつもりの姿勢が窺い知れる。
楽しみに待ちたい事柄が一つ出来た。

ドームで初めて全員の衣装を考えた際に「今まで自分のしか考えたことがなかったから良い経験になった」「今後に活かせたら」というようなことを話していた。
れんくん自身の拘りがたくさん詰まっているようで、れんくんのセンス(という不可視なもの)が衣装という形になって見ることができて嬉しかった。
既製品を合わせるのではなくデザイン案を話し合い製作されて生まれる衣装に携わるれんくんがかっこよかった。
それに、メンバーの好みや意見を反映するのは大変だっただろうけど、前向きな言葉を聞けたのも本当に嬉しかった。
他にも岸くんのコーナーでのスポットライトの当て方について変更を申し出ていたり、自分が関われる部分や思い付いた箇所(アイデア)はきちんと伝えようとしているんだなと感じて、そういった一面をこれからも持ち続けて欲しいと願う。
全体から見れば本当にちっぽけなことだとは思うけれど、れんくんの感性を大事に守り育てて欲しいと願っている。


ただ当然だけど、先のことを今現在考えているとわかって何とも言えなくなるところもある…役割が増えることで負担も増えるだろうから、無理せずに居て欲しい。
思ったように考えていたように行かないことは多々あるはず。
その時に全てを諦めてしまわずに済むくらいのモチベーションで取り組んでくれたらと思う。手を抜くという意味ではなく、ちょうどの加減を見つけて行って欲しいと。
発表後から精神的に落ち着いたのか顔色も良くなってきていて少しお顔がふっくらしていたので安堵していたのに、最近また痩せてきている気がして心配になる。
この夏の激痩せ具合を見て以来トラウマになってる節がある…。
今から選ぶ一つ一つが重く責任のある事柄で、個人仕事もグループの今後も様々なことを同時進行で考えねばならない。
自分の人生と他人の人生を背負う預け合うのだから重くなるのは必然でもある。
だから、烏滸がましいのは承知で、その重圧を応援という形で少しでも支えることができたらなんて思う。


長々と書いたけれど、発表直後の庭ラジでの「正解なのか」「意味はあるのか」という不安・迷い・恐怖の入り混じった本音(と取れる言葉)を思い出してはこの状況までになってもアイドルで在ってくれることを願うのは我儘と言うより罪なのかもしれないと時折思う…
零れ落ちた言葉を反芻してはそう感じ、アイドル永瀬廉を求めて良いのか迷う。
そんなところに「30歳になっても歌って踊ってファンの方たちの前でコンサートをしていたい」という言葉を読んで、まだ願い続けても良いのかもと思えた。

表情や態度から俳優業の方が絶対好きだとか色々言われてるけれど、れんくんは何よりもライブが好き・基本は歌って踊るのが仕事だとずっと言い続けている。
実際、ライブでのれんくんはTVとは違った輝きや豊かな表情を見せてくれて、ライブでしか堪能できないれんくんが居ることは確か。
だから、れんくんの言葉に嘘がないとその度に感じる。
とは言え、こうして私みたいに心配するファンへのれんくんなり優しさのようにも感じるけれど。(私以外にこんな重度の気持ち悪いヲタク居るか微妙だが 苦笑)

いつもファンが気になっていることに対して公にちゃんと答えてくれる・話してくれる人。
ジュニアの頃から対ファンへの言葉を紡ぎ続けてくれていたけれど、一昨年のインタビューでよりファンに向き合うと言うかれんくんの姿勢や気持ちが内側に向くようになった印象を受けたことがあった。
それはコロナ禍で制限があったからかと昨年の上半期ぐらいまで思っていたのだけど、今は様々な背景があったのかもなんて、何かと考え込みがちになっていた。
そこに、れんくんの「ファンの前でコンサートをしたい」という言葉が飛び込んできて、目の前に現れる姿を愛したい それだけになった。


大きな夢の一つに「みんな笑えるように」と述べ「周りの方たちもそう、ファンの方たちもそう」とファンまで含めていた。
思わず今のグループの状況が頭によぎり、心に突き刺さる…発表後かられんくんはこれまで以上にファンへの心配りを欠かさずにいる。
ファンに優しさを手向け続けている。
アイドルすぎる程アイドル。
ファンの気持ちを和らげるため繋ぎ止めるため安心させるため…何のためであれ、今の混沌としたファン(の気持ち)に向き合う役割を最前線で担っている ちょっぴり苦しくなるほど。
私はれんくん自身が笑顔でいて欲しい ずっとそう願ってきたし今も願ってるよ。

れんくんの様々な発言を今の状況に結びつけるのはあまり良くない 間違っているのかもしれないし、何が起きるかなんてわからないかられんくんに期待等を寄せるのも正直怖い。
それでも“壁にぶち当たった時どのように動きますか?”という問いに対して
「なんとか乗り越えようとすると思います。問題をそのまま置いておけない方で。できるだけ、その壁を乗り越える方法を模索していく感じがありますね。」
と答えるれんくんを見て、れんくんは今後待ち受けてる物事を必ず乗り越え勝ち取って行く、そんな気がした。
心強い言葉にハッとさせられる。
そう気付かせてくれるれんくんはやっぱりとってもアイドルなのだと私は思う。


数年前まで「選んだ選択肢が正しい方向へ導きますよう」にと願ってきた。その後「踏み出した先が道となり拓けますように」という願いが強くなった。
でも、今年は久しぶりにもう一度願う、
れんくんの選択した決断がれんくんを正しい方向に導きますように。正解でありますように 正解となりますように。

本当にお誕生日おめでとう。
どうか健やかな一年を。