いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

Was Romeo and Juliet your fantasy?


2020.4.3
永瀬廉くん、入所9周年おめでとうございます。



10年目のスタートの今、れんくんは弱虫ペダルの撮影で黒髪短髪に太く濃い眉をしていて、時折一昔前のれんれんに近くなる。
でも、中身は今まで以上に強く根付きしっかりとしてきた。


一方で、不思議だなぁと思うことも出てきた。
髪色を変えただけでれんくんが持つ雰囲気(第一印象みたいなもの)はがらりと変わる。
ここまで変わるのかと驚くくらい違いがある。
造形の変化や年齢や環境によるものだと思っていたのに、成人を迎え現在のキャラクターや骨格が定着しつつある今も髪色を変える度にまるで性格も変わったのではないかと思うほど印象が変わる。
染める度に起きるその現象を不思議に思う。

もう一つ不思議なのはれんくんのアイドル基準。
「おっぱい」「たまってる」をNGだとは考えず何度も言うのに「知覚過敏」は言っていいのかと悩む。
その場のノリもあるのだろうけれど、考えなくとも後者の方がアイドルでもOKの話題だとわかるはずで、不思議だと思う。

何も気にしていないようでれんくんの中でアイドルとしての線引きや基準が存在していることは確か。
某先輩とご飯を食べ翌日に映画を観たことを先輩の方はwebで知らしめたけれど、れんくんは一切載せなかった。
載せたくないこと・載せられないことなのだと推測する。
それでも先輩によってファンは知ってしまうし、ラジオにそのことについてお便りが寄せられてしまい、話す流れになる。
webには書かなかったが、お便りに答えるというファンサービス(行為)は拒否しなかった。
ただ最後の最後に「よう知ってんなぁ」と若干嫌味っぽく言い放った(しかも声のトーンが低い)
だからwebの個人連載に書かないだけあって、お便りが来るまではやはり具体的な内容等話さない方向でいたのだと思う。
ほんの一瞬ベールが剥がれ落ち、れんくんの本音と言うか心情が覗いた気がしてドキッとした…。
コンサートで見せられるカンペを大量に捌くかのように詳細をぺらぺらと話した後にも関わらずだ。
逆に言えば、ファンから向けられた矢印に応えるのが仕事(ファンサービス)だから拒否せず話したのかもしれない。
ファンが求めることで実現可能な範囲までは応えようと思い仕事に臨んでいるのかもしれない。

なんて、全てこれっぽっちも何の意図もないのだろうけれど。
久しぶりに苦味を覚えた。
ちょっとしたことで考えすぎ囚われすぎだけど、私にとって忘れられない一つのれんくん。



昔から自分の声の高さを推してるところが好きだし、同世代の平均の声より高めなのを自覚してるのも好き。
自分の笑い方が特徴的だと気付いてるのも好きだし、試行錯誤して今でも関西弁を話し続けてくれてるところも好きだと思う。
こういったれんくんの自己認識のような部分を知ると好きが増す。

普段の話し声はアイドルとして喋っている時よりも低くローテンションだと言う。
メンバーと私語を話しているところとかを見てきたから、なんとなく普段は低いんだろうなとは思っていた。
本人が意識している部分だと改めて判明すると、アイドルのスイッチをオンにしてテンションを上げて、きちんとしたアイドルの姿で臨んでくれてるんだと好きになる。
れんくん自身がアイドル永瀬廉を保ち守ってくれてるんだと。
私にとってアイドルらしくて惚れる一つのれんくん。



10代後半の頃ありとあらゆる意味でれんくんに対し不安視ばかりしてきた(疑いの目を向けてきた)から、デビューした今も明日は我が身ではないけれど、それに近い気持ちを持ち合わせながら応援しているところがある。
れんくんが常に不安定で危うくて見ていて何度も嫌になった。気が緩むと、その時の黒い影が再びじわりじわりと忍び寄って私の心が覆われそうに喰われそうになりかける。
だからデビューの魔法だと思ったし、いつか解けるのではないかと危惧もしてしまう。

そこに、黒い渦を消し去る言葉と姿をれんくんは提示してくれる。
この前出た雑誌でれんくんの言葉に「進化や成長は周りが決めること」とあった。
いくら努力してる頑張ってると自分で言っていても成果(結果)を出さなければ周りが認めなければ、それは努力してることにならなず進化や成長にもならない。
そのことをれんくんが理解しているのだと知り安堵した。そして理解しているれんくんが好きだ。
今までどんな時もどんな状態でも、必ず次のステージへ進む・高みへと一段一段上って行く・諦めずに絶対に勝ち取ってみせるという姿を見せてくれてきたので言葉に説得力がある。
体現しているからこそ言えることであって、本当にかっこいい。

この“物事に打ち勝ち手に入れる力”はデビュー以降ますます強くなったように思う。
言葉だけなら誰でも口に出来るし言葉で繕うことも出来るが、れんくんの姿は真実であり事実だ。
これは私にとって好きな一つのれんくん。



はしゃぐメンバーを見て柔らかな笑みが溢れるれんくん。れんくんは今楽しいと癒されてるんだろうと感じる。
そんな瞬間が近頃増えた気がする。
メンバーと居ると笑わせてくれる楽しいと「(メンバーと一緒にいる時間は)めっちゃ笑顔になれる楽しい時間」と話す通り、れんくんの顔に笑顔が咲いている。嬉しい。
れんくんの居場所があると感じると言うか…れんくんがKing & Princeをホームとしている、King & Princeがホームとなっているのだとわかり、心があたたかくなる。
メンバーの輪から離れたくないという言葉だけでなく表情や態度に自然と表れる、それはちょっとした変化かもしれない。

10年目もひた走り変わって行くれんくんに私はきっと目が離せない。


公私ともに充実した一年になるよう祈っています。
今日もアイドルで在ってくれてありがとう。