いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

濃密なフォトストーリー



今年のカレンダーも写真集みたいだった。
と言うより、去年以上に写真集っぽさが増していた。

3人の写真家の方それぞれのシチュエーション(設定)で撮影。どれもコンセプト(テイスト)や撮り方が違っていて、違った分好きなポイントがあったし、どのシチュエーションも好きでたまらない最高の一冊。

黒スーツで着飾る写真はどれも強いと感じ、パジャマで寛ぐ姿は陽だまりのように優しいあたたかさを感じ、遊園地ではしゃぐ姿はやんちゃな男の子を感じ、自然の中では等身大の男の子を感じ、躍動感のあるポーズを披露する姿はアイドル性が光っていると感じた。
ただ某遊園地で撮影された写真はどれも寒そうだったけど(笑)*1



一番好きなれんくんは7月17日。
自然体で柔らかな表情に作り込みすぎてないはにかんだような笑顔が好き。
カメラに向ける顔がこんなに柔和なこともあるのかとドキッとする。親しい間柄にしか見せないとも取れるお顔。とても好きだ。
ちなみにパンダと一緒に写ってるけれど、ここでのソロカットは「好きな動物と一緒に撮影」らしく、他にも動物がいる中パンダを選ぶなんて、もしかして自らレンレンとれんれんを推してきてる?と思った(笑)

あとは9月23,24日と10月16日。
9月23,24日のれんくんはこれもいつもよりほんのちょっと柔らかい顔をしてる。
そして見てる人(写してる人)の目を見る、まるで目が合ったかのように感じてドキドキする。好き。
このお顔もまた親しい間柄にしか見せない気がした。
10月16日のれんくんは目がとろんとしていて愛おしい。なんとなく少し儚い。やわく脆ささえ感じられて愛くるしい。守ってあげたくなると言うか。
完全に寝ている表情は雑誌等で見かけるけれど、こういった半分夢見心地のようなアンニュイな微睡みのある表情はあまり見たことがないのできゅんとした。*2

アイドルっぽさで言えば2月10日と2月20,21日も好き。
10日の飛んでるれんくんがとってもかっこいい。ライブでポップアップから飛び出して来る姿を彷彿させる。
20,21日もライブで見かけられる姿でもある。けれど、計算された脱ぎ方にアイドルらしさを感じて惚れ惚れするし、横顔がかっこよくて「美」
背中も綺麗で見惚れる。

ちなみに個人的に刺さってるのは3月15,16日。
光を通さない瞳 どこを見ているかわからない意思を持たない目 無機質でドール(人形)みたい彫刻みたいだと思うのに、どこか艶かしさがあって、たまらなく好き。
首のしわが生身の人間だという証拠で興奮してしまうし、顔に添えられた手も綺麗で、そこも唆られる。やばい。*3


そういえば私の誕生日はれんくんのソロカットだった。
単純だけど嬉しかった。




最後にロングインタビューが収録されていて、カレンダーの付録という位置付けになるのかもしれないけれど、読み応えがあってよかった。

紫耀さんが「最初にグループで有名になりたいという欲がある」「本業は歌って踊るアイドルグループの中のひとりなので、まずは一足のわらじを履かないと」と、バラエティに引っ張りだこの現状でそう答えていたのは頼もしかった。
そんな頼もしさもありつつ、かいちゃんが神宮寺くんについて「みんなで意見を出していったんですけど、神宮寺が全部きれいにつなげれてくれた」「自分たちのやりたいことをそのまま、意思に近い状態で見せることができたのは神宮寺がまとめてくれたから」と話した。
それに対し「だから小麦粉みたいだよね」と言う紫耀さんがとても紫耀さんらしいし、そのセンスが好きだと思った。
そして、つなぎ=小麦粉となるのは料理してるからだろうからときめき度が高い。
紫耀さんの「小麦粉みたい」と聞いて「どういうこと?」と疑問に思うかいちゃんと違って、れんくんが「つなぎってこと?」とすぐ紫耀さんが指す言葉の意味をわかってるのも良かった。


れんくんについて他の人の時より語っている人が限られていたのがちょっぴり悲しかったのだけど、れんくんの仕事に対する意識を知ることが出来て良かった。
特にれんちゃんが「自分ひとりでは何もできなくて、King & Princeだからこそ仕事を頂けてる」と考えてるところが胸に刺さった。
去年の時点でソロ仕事はグループのことを知ってもらいたいという思いでやっていると話していたけれど、本格的にソロ仕事をこなした一年を経て、こう感じているのだなと思うと胸がぎゅっとなる。
れんくんは常に自分自身のこと・置かれている立場や環境を冷静に見ていると改めて感じさせられる。
でも、この言葉はマイナスの意味ではなくて、精進する姿勢の表れだと思う。
れんちゃんは負けず嫌いで密かにめらめらと闘志を燃やすタイプ、一方で情を大切にする思いやりのある子だから、きっと自分のためにもグループのためにも頑張ろうと前を向いているのだと思う。
「ソロで仕事をいただく時は、ひとりでも多くの人にグループのことを知ってもらえるといいな」という思いでやってるように「(グループに)ちゃんと還元したい」という言葉で締め括ってる。
そう思ってるところがれんれんらしくて、上手く行きますようにとますます強く願ってしまうよ。

そして、れんくんが願うのならば、実力をつけながらこのみんなと着実に歩んでいけますようにと私も願う。



*1:実際寒くて大変だったみたい

*2:撮影中に本当に寝てたみたいだけど(笑)

*3:ただのヘキなのは自覚してる(苦笑)