いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

同じ夢を見るたびに失くしてるような気がした

ただ思うこと























思えば去年はずっと泣いてばかりだった。

あの時から一週間毎日泣いてた。
番組を見た時だけじゃなく、ふとした瞬間も油断するとぼたぼたと涙が溢れた。
ツアーを見たら見たで、今まで在った姿がなくてわかっていたのに泣いた。
去年のツアーの時に聞こえてきた周りの声は「充分やっていける」という感想だったけれど、私には各々の背負っている物が重すぎる必死で耐えているいっぱいいっぱい…潰れてしまいそうにしか見えなかった。
勝手にそう感じて余計に泣いた。
引っ張ってくれている・盛り上げてくれている6人に対して失礼なのかもしれないけれど、どうしてもそう思わずには居られなかった。


でも今年のツアーはそういったことを微塵も感じなかった。
綺麗だった。
何だろう、綺麗だった。
昨年のこと以外にも15年という長い年月には様々なことがあったはずで、それを一つのライブにしていたのに美しかった。
楽しさとかっこよさを提示提供してくれた。

オープニングで松竹座の緞帳が現れ耳慣れたブザー音が響き渡る。
ズルい、し、憎い演出。
ちなみに今回のオープニング映像で関風ファイティングで初めて首位を獲得したことを今更知った(笑)メンカラーのミサンガが懐かしい(笑)

好きな曲いっぱい歌ってくれて嬉しかったな楽しかったな。
具体的にと言うか事細かに書きにくいのだけど、とにかく楽しかった!本当に楽しかった!!!
最後に15曲歌うのは凄すぎるし、もはや一区切り終えた後とは思えない。怒涛のメドレーだった。
いろは節を踊り狂ったら周りで踊ってる人が居なくて隣の人に引かれたのは思い出(笑)
全部の曲を踊って楽しかった。
きっと本人達よりも覚えてると思う。バックに着けるよ、私(笑)
15祭楽しすぎたから終わらないで欲しい(っていうのはエゴか)



松竹座をドームに持って来れるんだと感動した。凄いね。
そこには夢があった。
相変わらずセットは簡素でお金は掛かってなさそうだったけれど、豪華絢爛で驚くような設備がなくても、そこに立つ人の取り組む姿勢や経験による人間的な厚みがあれば人を熱狂の渦に巻き込み魅了することが出来るんだななんて思った。
そんなかんじゃにえいとが昔から好きだ。
もちろん魅せ方には色んなやり方があって何が正解となるのかなんてわからないし、正解も答えもないものなのかもしれない。
けれど、15周年という、今この時まで続いたという事実は並大抵ではなく凄いものなのだと改めて思う。
続いたからこそ見れる景色、見せられる景色、作ることのできる景色なんだろう。




オープニング映像を見ながら本当に大きくなったねとしみじみとした。
松竹座が埋まらず、パンフレットだって売れ残っていたのにね。本当に大きくなった。
それだけで泣けて仕方なかった。
様々な局面で這い上がる力、乗り越える力を見せてくれたな。


過去映像が流れてくると、懐かしいし、当時は楽しそうだったな仲良かったなと思って、ボロボロ泣いてしまった。
そして号泣しててまた隣の人に引かれた!(苦笑)
この光景をずっと見ていたいと思うのは我儘なのかなあ。。

踊り狂って楽しかったけど、終わった後の焦燥感と言うか虚無感が襲ってくると言うか…感情のやり場がなくて昇華しきれない。
あのVTRのせいでモヤモヤとしたものが付き纏う。
まるでVTRまで走馬灯のようで、VTRは三途の川もしくは死後の世界かななんて思うくらい無味な映像。
一ヶ月後何が待ってるのか、そもそも何か待っているのだろうか……


思い出がありすぎる
一番たくさんの思い出をくれた人達だよ