いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

その顔が見たかった


ジャニーズフューチャーワールドについて②
外野(担当は出演してない舞台)なのでツイートのまとめが主。

まず初めに観劇して気になった紫耀さんについて箇条書き。
・オープニングで華やかな真っ白の衣装着てるのに靴下は普通のリブ(編み)の白いソックスっていうのがじわじわ来る(笑)あんなに煌びやかな衣装に身を包み、かっこよく飛んでるのに、靴下は至ってごく普通のやつ(笑)
・太鼓叩き終わったら、キツキツの手袋をぐいぐい外してポンと雑めに太鼓の上に投げて、その後痛い〜って顔で両手をブンブン振ってたから相当な力で叩いてるんだろうね。そういう表情あまり見ないから貴重だった。ついでに言うと、上から吊るされたままのアクロのやつ(表現)する時も手袋をはめるんだけど、その時もギュッギュッと手に被せるように手袋をはめてて、そういう動作見れるのもいいなって思った(どんな感想)
・太鼓を叩いてる時の紫耀さんは消えてしまいそうなくらいの儚さがあって、かつ、どこまでも続く透明感に驚かされた。一人だけ纏ってる雰囲気が違っていたと言うか、目に映る姿が綺麗で生身(の人間であること)を感じさせなかった。
デジタルハイビジョン?4D?何?って問い掛けたくなる(笑)それほど一人異空間・異次元に居るみたいで。白っぽく輝いていて薄いベールに包まれてるようだった。本当に綺麗。あれは息を飲む。
・太鼓叩きながら、唇何度も舐めてて、癖が出てると思った。確か唇舐めるの癖だったよね。個人的にはえろいとか思わなくて、必死に叩いて太鼓に意識が向いてるから無意識のうちに出てしまってるんだろうなと思って眺めてた。
・闇を突き抜けてやハイハイの紫耀さんの跳躍力と滞空時間は相変わらず凄かったし、その姿勢で着地できる?と思うくらい斜めに体を傾けても綺麗に着くので本当に凄い。体がしなやか。脚の筋肉の伸びが美しい。特に文ちゃんのソロ(you&I)のバックの紫耀さんは品のあるしなやかさだった。
・歌によって表情を変えていたのが印象的だった。おーさまきんぐで音を外した時に一瞬アッって悔しそうにしてたけどすぐに立て直してたな。星を探そうのソロ部分は声が出しづらそうだったし、LGTEやハイハイの時も苦しそうな時が何度かあって、喉が疲れてそう。カスカスに枯れかけてた。
・you&Iの歌詞で、「わからない」では下を向いたまま頭を振って、「弧を描く」ではバトンで左から右へ空に弧を描いて、1回目の「大事」では抱きしめるように胸に手を当て2回目の「大事」では伸ばし重ねた両手を丸くして(優しく掬うような手の形をして)た。
・おーさまきんぐで関西のチビ達とハイタッチして行くところで、紫耀さんがチビ達に合わせようと手の位置変えたり腕伸ばしたりして必ずハイタッチ出来るようにしてたし一人一人のお顔を確認してて、紫耀お兄ちゃん♡って感じだった。お顔が優しかった!




外野のくせにオープニングで一人でフライングしてる姿にはちょっぴり泣きそうになった。
ずっと見てきた訳でもないし、担当でもない。
それでもここまで来たんだ大きくなったな凄いなぁと言った思いが心に打ち寄せてきて涙しそうになった。

ただ紫耀さんのフライングは全てにおいて重さと力を感じてしまう。。
優美さに欠ける訳ではないのだけど、悠々軽々飛んでるとは言えないなって思った…力技みたいなところがある。
これは本人の体格によるところが大いにあるから仕方ないのかもしれないけどね(笑)


私の中で紫耀さんは逆境に立たされたりプレッシャーや圧に追い詰められたりしてこそ本領を発揮するイメージがあって、今回もそんな印象を受けた。
様々な過酷なことを強いられてこそ輝けるし、逆に言えば追い詰められるほど輝くし、更に逆に言うとそういうタイプだから座長を任されるのかもとも思う。
「その顔が見たかった」と言わせるような姿だった。

ついでに言ってしまうと、舞台上で一人の時が一番輝いていたように思う。
前々から輝きが圧倒的だと感じるのはソロの時だった。
だとしたら、この人をグループに帰属させる意味とは…と悩む。
縛り付けるのと変わらないのかもしれないと時折思っていたけれど、そのことが今回も脳裏をよぎった。
本人の気持ちや思考次第で輝きを変化させられるだろうし、輝きは環境や状況によって左右される、そのうえで、今回の姿が在るのだから…


関係ないので言及するのは控えるべきだとは思うのだけど、かつ少数派だとわかっているうえで。
喜んでる人が多いみたいだけど、やっぱりお遊び半分で乱入参加するのはどうなの?
流れや雰囲気的におかしいと私は思った。
そんなに出たいのであれば正式な形*1ですれば良いと思うのになんで中途半端な邪魔してるとも言える参加の仕方をするのかなぁと。
正式な形が許されないのかもしれないけれど、舞台の流れを考えると間違ってると思う。
座長であるならば、締めるところは締めるということ、ポイントを押さえておいて欲しいと私は思うからかな。
関西は昔のこと、と話している割に無茶苦茶だ。
自ら昔と定義して終わったことにしたのになぜ入って行くの?って不思議だった。
あの曲が舞台の中であそこが関西の一番の見せ場だろうし、紆余曲折ありながら大事に受け継がれてる曲。
それをある意味軽視し蔑ろにしてるようにも感じて、なんかおかしくない?と思ってしまう。。
過去は過去 でも大切、と言うならば余計。
過去が大切ならば大切な人達が大事にしているものを大切に扱って欲しかった。
2回目観ても微妙と感じた。
乱入によって、出演者の皆気がそぞろになってた。
途中立ち位置被りしてる子がいたし、通るところをわざわざ開けてあげてたし、一人曲への姿勢や態度(表情)が違うし、それで良いの?ってもはや両者に思ってしまった。
今の曲の前に乱入参加してた曲にもおふざけみたいな形出るのってどうなのって思ってたんだけどね。
何より「出たいから出る」だったとしたら座長がすべき行為ではないと私は思う。
雰囲気作り・流れを纏めるのが座長としての役割の一つ。
にも関わらず、流れ等を率先して壊しに行くのは座長としてあるまじき行為じゃないのかな。
でも、それが許されてるんだもんね…周りの大人も出演者も許してるんだよね。
だとしたら、仕方ないと言えば仕方ない…。
(該当担で)喜んでる人が多いならそれが正解みたいなものだしね。。



先に述べたことは考慮せず、2回しか観劇してないけれど、座長という印象は薄かったかな。
座長らしいオーラと言うか雰囲気と言うか。
フライングするしメインで歌うし、けれど断トツに目立っているかと聞かれたらそこまでじゃないと感じた。
でもそれは本人が座長とか関係なく皆で作り上げたいって思ってるからかも、とは思う。
座長と言うより「主人公」という言葉の方がしっくり来る気がした。
言葉の意味を辿れば、座長=主演=主人公であるけれど、何て言えば良いんだろう……
精神的な意味で「全てを引き受ける」「俺が全部背負ってやる」感じが見えなかった。
取り憑かれてると言っても過言ではない程の重圧がのしかかってなさそうに見える。*2
それとセリフにもう少し緩急をつけても良いんじゃない?って思った。
パッションと言うか何と言うか。。
まぁこれは前の人が情熱的な健人さん(と、それを相手に引き摺られ演じてた勝利くん)だったから味気なさを感じてしまうところもある気はする。
だから最後に内Pに「お父さん」と泣き縋るシーンが好きだった。
やっとほんの少し感情が露わになったように思えて。
けど、ここ本編の終わりなんだよ(笑)
そのシーンまで紫耀さんの変化(区切り)を全く感じられないの。
良くも悪くも紫耀さんは常に同じ熱量だよね。
マイナスにもプラスにも等しい熱を注いでいて、どちらかに傾くことがない。
いや、傾くことはある。でも傾き"すぎる"ことがない。
コントロール不能で抑えきれず爆発と言うのがない。*3
それが良いように作用する場合もあるけど、今回は私には物足りなかったかな。

けれど紫耀さんが元関ジュだから梅芸で行うことが出来たのかなと考えると、大阪に舞台を運んできて関ジュが梅芸に立つ機会を作った。*4
それって凄いことだなあと思う。
本当に大きなことだよね。
ステージを観ながら最もしみじみと感じたことだった。
それでもまだ紫耀さん自身ジュニアなんだと思い出して面喰らうが…。

色々言ってるけど、ほんと紫耀さんは凄いって思った。
初めての座長、完璧に務めあげるのは難しいだろうね。
事務所からもヒロムからも内外のヲタク(担当・外野)からも期待されて厳しい目で見られて求められて。
そのお眼鏡に叶わなければ何か言われるし。
しかも博多座でも梅芸でも最年少記録なんだよね。
初かつ最年少だから粗があって当然なんだけど、どうしても思ってしまうことは出て来る。
それでも紫耀さんのための舞台を一目見ることが出来てよかった、そう思わせ(てくれ)る紫耀さんはやっぱり凄い。
そしてかっこいい。
お顔が更に痩せた気がしたけど、最後までどうかご無事で。

千秋楽まで何事もなく駆け抜けられますように。

*1:元から最初から最後まで出る形

*2:実際がどうかは別。あくまで見える、という話。

*3:振り切ってるんじゃなくて、自己制御できないほどの熱量、感情の爆発みたいなもの。私の中での細かなニュアンスの違いだからわかりにくくて申し訳ない。

*4:今の関西では梅芸で公演を行うことはなかなかないだろうから。