いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

Where is the 13th month?

先日ジャニーズアイランドに行ってきました。
始まってから一週間のうちに行くのは久しぶり。


たくさんのジュニアが出て来て最後にキングの3人が登場する。
登場するや否や、拍手と“おお”という歓声(半ばどよめき)で客席は包まれた。
舞台であるにも関わらず歓声が上がりざわめきが起こるのは前回と今回ぐらいだったので、デビュー以降にファンになって帝劇に初めて来る人が多いのかな(苦笑)
出演者も変わり、と言うか減り、随分と若返った。
若すぎて、途中学園祭の劇でも観てるのかと錯覚したくらい(笑)
世間的にはキングの3人の年齢でも十分若いのに10代前半〜真ん中の子が多いから、3人が完全にお兄さんだった。青少年団のリーダーにしか見えない(笑)
れんくんなんて身長が高いから、1人ぴょこんと頭が抜けて異常に高く見えた気がする(笑)


8月で、れんくんがマイクを持ってステージに現れたので、マイクパフォーマンス?DJ REN!?と思ったら、オリンピックの説明だった(笑)
でも喋り方がどことなくDJっぽい(笑)それか宴会芸(笑)
次々とオリンピック種目を紹介し、最後サッカーの時に「サッカー、僕も大好きです!!!」と突然個人情報(気持ち)を入れ込んでくる。
いきなり紹介の毛色が変わるから笑いそうになるけれど、自分の“大好き”を教えてくれるれんくんは可愛かった。


かいちゃんが「うちのメンバー永瀬廉」とかいちゃんが描いたれんくんの絵から本物のれんくんへと姿を変える。
絵は似ていたし、確か今のれんくんの髪型(金髪だけど根元は黒い)も忠実に再現されていて細かなところまで凄い。
絵の構図は体育座りをしていて、本物のれんくんももちろん同じポーズ。
孤独で、なんとなくいつもより小さく心細く見えた。

今まで額縁フライングと呼んでいたものが今年は「マジカルフライングREN」へと進化。
進む方向を変えることが今まで以上につらそう大変そうだったけれど、綺麗な動きのままだったし重力を微塵も感じさせないところは変わらなかった。
最後の一辺になると少し早歩きになるところも(笑)

マジカル〜の前に体育座りからふわふわと宙に浮かんでいる間にれんくんの心の内(台詞)が流れる。
その中に「本当に大切なことは何かずっと一人で考えてた」という一言があったと思う。
れんくんは昔から一人で抱え込みがちだし、弱い面を見せられる相手は限られてると以前話していたから、その台詞を聞いた時にこの言葉は今までのれんくんの生き方を表してるような気がして胸に残った。


れんくんがラジオとかでダンス覚えるのが大変と話してたけど、真っ先にその言葉が出てくるよねと納得するくらい踊っていた。
喰らいつくように踊っていて本当にかっこよかった!
しょうかいの2人に着いて行こうと2人の世界に入ろうと超頑張ってて好きしかない。大好き。
キングだけになるとこういうダンスが組み込まれると言うか、この系統になるんだなと。
しょうかいのお得意かつ好きな感じ。
ジャニーズっぽくない。でも死ぬほどかっこいい。
とにかくれんくんがあんなに必死に踊って2人に見劣りしないように踊ってる姿が最高すぎて帝劇に骨を埋めたくなる。
よく髪の毛をかきあげていたのは可愛かったけど。たぶんれんくんなりの曲の解釈(アレンジ)
だから3月とキングの新曲はなんとかして映像に残して欲しい。


マジカル〜以外にもフライングを多くこなしていて、れんくんは縦に長いから細長くてフライングするには高身長が邪魔してそうだなぁと思う。

やはり紫耀さんのフライングは別格。
紫耀さんのフライングは高さもあるけど何より安定感があって本当にかっこいい。
フライングしながらもきちんと客席も見渡していて目が合った(ように思ってしまう)
まさしくスターだった。
ソロコーナーかと思うくらい紫耀さんが一人で歌い踊り続ける場面もあって、ジャニーズの帝劇の申し子みたいだった。
帝劇のセンターがよく似合う。


ジャニーさんのお話の場面で、
紫耀さんは自分がプレゼントした高級メロンパンをJr.に配られたと怒ったり(かいちゃん「紫耀怒りすぎやで」と突っ込む)
自分の声が好きじゃない森○一さんに似てると笑いを誘いながら話すも、
紫耀さんとかいちゃんの瞳が徐々に潤んで目に涙を溜め込んでいたのが印象的だった。
その潤んだ瞳を持ったお顔は、迫力と臨場感のある選抜ダンスを披露したかいちゃんと思えないくらい赤ちゃんみたいでビックベイビーだったし、紫耀さんはどこかへ消えてしまいそうなくらい儚さと憂いがあった。
特に紫耀さんは涙が溢れないようにしているのかずっと上を見上げていたし(ジャニーさんが空に居るからかも?)通路を歩く姿は魂が抜け彷徨っているようだった。
その後のLGTEでは、紫耀さんは涙や湿っぽさを振り切るかのように一段とキレキレに踊っていたのも印象に残ってる。

れんくんは2人に比べたら感情や涙は一切表に出ていなかったように思う。ほんの少し瞳が潤んでいるようにも見えたけれど、こちらの思い込みかもしれない。
なんせ「いっぱい怒られたけどあんま覚えてない」らしいから(笑)
エピソードがあまりないんだろうなと思うけれど、亡くなった直後のラジオで言葉を詰まらせていたから何も思っていない訳ではないはずで。
感情を表現へと変え昇華し魅せることが出来る2人と今の自分を見せる人なのかなと思ったりする。



ノイナで、れんくんは自分のパートになった途端、表情が朗らかになって目にも光が宿ってイキイキとしていて、ほんとそういうところはちゃんとする子だなぁと観ながら眉尻を下げてしまった(笑)
例年通り無表情が多かったけど、時々顔が明るくなって、その場に身を委ねるかのように場の空気に溶け込み音に乗り楽しんでる生きてるとわかる瞬間がどの曲にもあって安堵した、し、その時の表情と一瞬纏う雰囲気が凄く好きだった(わかりにくい)

れんくん、ほんと肌が陶器で、光の中に佇む姿はCGか精巧なドールみたいだった。
相変わらず手も指も綺麗で、指を使った振付はとても映えてた。
しかし安定のすっぴんでクマが目立つ(苦笑)
ただリップクリームは塗ってるっぽくて唇はツヤツヤしてた。幕間にも塗り直してたと思う(キモヲタ)
すっぴんだと昔のお顔と変わってないことがよくわかって観ながらきゅんきゅんした。
昔から変わらぬ愛くるしいお顔!愛しい。
髪色やだ!って思ってたけど、ストレートだとそこまで気にならないし、何より盛り盛りの髪の毛の中に見えるつむじが可愛くてどうでもよくなった(バカ)
頭頂部可愛すぎる!
頭を下げても暗転してもわかるくらい真ん丸な後頭部(頭)は可愛すぎるから髪色なんて忘れちゃう(大バカ)

太鼓を叩く姿は衣装も相まって強くかっこよかったけれど、肝心の変面は一枚一枚触って確認してるとわかるレベルだったので難しいだろうけど頑張って欲しい。



今回も太古の太鼓で遊女のように色っぽい高橋海人さん最高〜と思って見てたんだけど、お立ち台の上で艶やかに歌い踊る姿がヴィーナス誕生に見えてきた(?)
かいと選抜が本当にかっこよすぎて息を飲んだし無音の帝劇に響く体捌きの音が臨場感があって最高だったけど、最後の海人さんは民衆を導く女神に見えた(?)
かいちゃんの魅力が最大限に引き出され多彩ぶりを浴びてる感覚に陥る。凄かった。
紫耀さんとは異なるベクトルで舞台が似合うとも思った。

先に書いたように、今回の帝劇は太古の太鼓・サンドアート・選抜ダンス・台詞の言い回し等かいちゃんの才能大爆発だったし、紫耀さんは帝劇がとても似合っていて常に頼もしかった。

それでも私は良くも悪くも背追い込まず、あくまでスマートに舞台に立つれんくんが好き。
本人もアイランドの中で言っていたけれど、帝劇に出演する度に新たな挑戦をし努力の片鱗を見せ成長した姿を見せてくれる。
今のところ例年よりはマシとは言え、常々態度等に関しては疑問に思ってるのだけど(苦笑)自分が担う部分は責任を全うし必ず良い物を魅せるからやめられない。
今回は自分のところだけでなく3人の曲でのれんくんも死ぬほどかっこよかった。
興奮が止まらなかった。

千秋楽まではまだまだ遠い道のりで、気が遠くなるような日々だとは思うけれど、最後までこの調子で駆け抜けてくれると嬉しい。

無事に年を跨ぎ幕を下ろす日を迎えられますように。