いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

手にしたものは少なくない


最近言及されることは全て本人の意識の問題だなぁと思うことが多くて、本人に変化を起こそうという気がないように思える部分をヲタクが騒ぎ立てても良い方向に変わる訳ではないのにと思う。
はっきりと言ってくれたりアドバイスをしてくれたり話を聞いてくれたりする先輩が居たらいいなとは思うけれど、本人の意識の問題であることにマネージャーでも家族でも関係者でも仲間でも恋人でも何でもないヲタクが触れても相手には響かないし言う権利はないなと思っている。




とある雑誌で、と言うか、どの雑誌でもなのだけど、
れんくんだけパフォーマンスのことじゃなく「MC」について言われているのが切なかった。
しかも、それに対して「俺、頑張るよ!」と真っ直ぐに返していて切なさが余計に押し寄せる。
更に、それに2人が「(笑)」ってなってるのがまた切ない…。
ライターにもパフォーマンスに関して言及されることが哀しいかな少ないうえに、メンバーからもだ…。
どうしてもパフォーマンスでは評価されないし任されないんだろうなぁと思うと、ほんの少しだけ切なくなる。
まぁ仕方ないのだけど。
本人も実力の差は感じてるだろうしね。
でも、れんくんが本当に心から見て欲しいところ・見せ場だと思ってるところは違うのかもとか、アイドルとしてどうなんだろうとか考えると、若いうちに推敲する余地もなく他者によって選択肢が奪われた消えたようなもの、、と言うか道が断絶されたようなものだなぁと思うと…ほんの少しだけぎゅっと胸が痛む。


同時期に発売された別の雑誌で、ヒロムに壁フライング褒められたと話していた。よかったね。
れんくんからヒロムの話が出るって珍しい気がする。
観ていて上手だと思ったし、緊張感が漂ってたと言うか緊張しながら慎重にフライングをこなしてたように思った。
それだけ頑張って取り組んでるんだろうなって観ていて思ったの。
その頑張りが認められてるってことだよね。だから褒めてもらえたのはとっても嬉しい。




アイランドの話を少しだけ。

観劇途中で全体に対してだけれど、こんなことしたくてジャニーズに入ったのかな?と思ってしまった。
「女の子にモテたい」「キャーキャー言われたい」「歌いたい」「踊りたい」「演技したい」「のし上がりたい」
理由はきっと様々だろう。
その中でこんな雑技団(サーカス集団)みたいなことをしたいと思い入った子は居るのだろうかと思ってしまった。
アイドルとして本当に必要なスキルなの…?と頭の中でハテナが浮かんだ。
九州男児の子が出てきて、さっきまでJr.がやっていたことと同じようなことを披露する。もちろんこちらの方が遥かにレベルが高い。
それを生業としている、それ一本で頑張り本業としている人達とは当然だけれど全然違う。
日々鍛錬してる人達はさすがだ。
いくら頑張っても越えられない分野をこなしたところでアイドルへの道に繋がるのか?と。
確かに成功させるために頑張っているし、連続成功した時の達成感はあると思う。
けど本当に「したいこと」なのかなって疑問に思ってしまった。
そりゃ飽きるしやる気を失うし心身ともに疲れは溜まるよなと少しばかり同情してしまう。
だからって手を抜いたり遊んだりするのは許されないと思うけど。仕事なのだから。それに九州男児の子はイキイキしてたからね。
前回よりも格段に歌う場面や踊る場面が減ったから余計に感じたのかもしれない。



個人的にアイランドでの一番好きなシーンは、勝利くんが常軌を逸した目をしながら「誰かが言った天は人の上に人を造らず〜この宇宙じゃどちらが天でどちらが大地なのかもわからない」という台詞を放ち、そして「まだ見ぬ景色」へと移って行く場面。
唾は飛ぶし眼球は落ちそうなくらい飛び出る。
あんなに狂った勝利くんを観たのは初めてで率直に凄いと思った。
勝利くんが全てをむき出しにして闘ってるように、舞台に己をぶつけているように(体当たりで挑んでいるように)見えた。
そこには不気味な美しさがあった。
変な中毒性もあり何度も観たいと思わされた。

けれど、これがヒロムの指す「狂気の美しさ」なのかもしれないとも思って、そう考えると嫌になった(笑)





手にしたものは少なくない
のに、いつも何かが足りない
そうやって同じように 一年前にも思っていたっけ
風に吹かれて僕ら どこへ向かっているのかな
形のない想いを抱いて眠るよ