いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

特別なこの景色を


更新するか迷ったので後から消すかもしれません。




千秋楽オープニングのハピラキ。
いつもと変わりない気がしてた。
金内くんが泣いてたって見かけたけど、私はれんくんしか見てなかったからわからない。*1
だって、ずっと普段通りだったもん。毎日元気に明るく公演してきてたもん。*2*3
噂はあったけれど、そんなの嘘なんじゃないかって思うくらいだった。
千秋楽だから何かあるんじゃみたいに疑ってかかることはしたくなかった。
それに金内くんばかり金内くんの周りばかり注目して見るなんて、まるで噂を事実に思ってるかのようで肯定してるかのようで嫌だった。
何かしら向こうから大きなアクションがあるまで現実だと思いたくなかった。
だから敢えて注視しないようにしたところもある。

でもラストの曲「See you again」を歌い始めた時れんくんの目が潤んでるように見えた。
気のせいだって思い過ごしだって、噂に囚われすぎてるんだって、そう思った。
そしたら、金内くんが自分のパートを泣きながら歌った。
えっ…と思い他の子を見たら皆半泣きの顔で、終わりの方ではみんな目が真っ赤で。
普段なられんくんが歌う一節「ありがとう いつまでも」を泣き塞ぎ込むようになりながら歌う金内くんがいた。
そして歌い終えると深く頭を下げた。

そんなの見たらダメだった。泣く。
あぁ本当だったんだ…そう思った。
そう察せざるを得なかった…。
でもその時私の周りのヲタクはあまり泣いてなくて、幕が下りてからザワザワし始めた。

アンコールで幕が上がった。
ステージ上のみんなが泣くのを堪えてた。
そしたらヲタクもちらほら泣き始めて。
メンバーもヲタクも皆ぐずりながらバンバン。
「きっと僕らの〜」をところは普段れんくんと文ちゃんが向かい合って歌う。
けれど文ちゃんが金内くんに向け歌って、そして龍太くんが肩を組んで背中を押すように金内くんをセンターに押し出してた。
その後のババババン!で全員で金内くんに向かって撃つ。

もはや大吾りんは顔ぐちゃぐちゃだし、大西さんも必死で堪えてた。
れんくんも必死に堪えてなるべく笑うようにしてた。それでも振付をする手の勢いが弱くなって口も上手く開けられなくなってて、ぎゅっと食い縛るかのように唇を閉じてた。どうしても涙が溢れそうな時は後ろ向いてた、何回も。
金内くんに抱き締められながら歌っている時の何とも言えない表情がとても切なかった…。
康二くんは目を真っ赤にしながらもしっかりと立ち続け頑張ってた。

一人一人の紹介でいつもより長く深くお辞儀をする金内くんが居た。
そして、最後はれんくん。
それから毎度のこと通常通り幕が下がった。

ダブルアンコールで7人が出てきた。
「10日間という短い間でしたが〜来て下さった皆様ありがとうございました。また機会があれば遊びに来て下さい。バイバイ!」と話す康二くん。
喋ってる間なんとなくしんみりした空気が流れてた。
言い終わって大きく手を振って、康二くんが手を振り続けて勝手に終わろうとするので、おいおい!って皆が軽く突っ込んだんだら、
金内くんが「千秋楽ですよ、それで終わらせて良いんですか!?」と直ぐさまきっちり突っ込んだことで、客席が盛り上がった。
すると「最初からそれを言えよ!10日間しかなかったから騒ぎ足りないやろ?声枯らせろよ!」って康二くんがキャラ変(笑)
いつもと違う勢いのある感じで会場煽り出して、康二くん最後ほんと頑張っててびっくりした。

ume〜もみんな泣くの堪えながら歌って踊って、終わった後、挨拶まで間が出来た。
そこからヲタクは号泣だった。鼻をすする音が一気に聞こえ始めて。
金内くんがえぐえぐしながら喋るから噛んじゃって、そこでれんくんや康二くん達が笑って、少し空気が和らいだ。
金内くんが話終わった時には幕がほんの少し下りかけてたんだけど*4、金内くんが「最後に僕達の名前を呼んで終わりにしましょうよ!!!」って涙まじりの掠れた声で言ったんだ。
そしたら下がりかけてた幕が上がったんだよ。
手を繋ぐ前に7人同じように両腕クロスさせてから(普段は文ちゃん1人がふざけて遊んでるやつ)手を繋いでた。
そしてマイクを置いて生の地声で「俺達が関西ジャニーズJr.!!!」

関西ジャニーズJr.って叫んだ後の拍手は今までで一番大きな拍手だったと思う。
幕が下りてからもスタッフの人達がバツサイン出しても松竹姉さんがお帰り下さいと半分怒りながら叫んでも、関西ジュニアコールが鳴り止まなかったのは凄かったな。



最後の最後の挨拶で金内くんが
「僕達関西ジャニーズJr.は1人だと本当に何もできない人達です。仲間がいて皆さんがいて、応援してくれる家族がいて、スタッフさんがいて成り立っているそんなアイドルです。僕達がどうしていいかわからなくなった時、悩んでしまって下を向いてしまった時、みなさんのあたたかい声で関西ジュニアの夢の道標となって下さい。これからも関西ジャニーズJr.をよろしくお願いします。」
って言ったんだ。
どこまでも金内くんは金内くんだった。
Jr.紹介の時も「関西ジュニアがんばれ!」って叫んだり、ほんとどこまでも。

関西ジュニアが愛おしくて切なくて涙が止まらなかった。
「関西ジュニアの道標になって下さい」と言っていたけれど、私は常々本人達が道標だと思っていて、そこに彼らが居るから彼らの元に行くだけだと思っていた。
先を歩む彼らに着いて行く、そんな気持ちでずっと応援してきた。
そう思ってきた相手側から同じ言葉を聞くと思ってなかった。
ヲタクは無力だと思うことが度々あって「道標」にはなれないかもしれないけれど、いざという時に支えられたらなと思う。
こちらに支える意識はなくても、最終的に未来を繋ぐ力の一つになっていたらと。
とってもおこがましいけどね。



後から振り返ればこれはそういうことだったのかも?と思う点なんていくつも出て来る。
千秋楽の日ももっと前の日々も。
でも、それはこちら側の推測や憶測でしかないから。
最後まで貫こうとする姿勢は強い。
きっとこれからの糧になる。
いつどこで知ったのかわからないけれど、最後の最後までこちら側に気付かせなかった・そんな素振りちっとも見せなかったれんくんも大吾りんも大西さんも康二くんもみんな本当に偉いと思う。
堪えながら最後の方は明るく持って行こうとしていたし、ステージを全うしたってかっこいいよ。
もちろん金内くんも。

文ちゃんだけは全く泣いてなくてやっぱり年数の違い、なんだろうな…。
泣く泣かないとかそれが良い悪いとかそういうことではなくて、達観できるようになるにはどれくらい掛かるんだろうか…

昨日見た光景が目に頭に焼きついて離れない。
あんなに泣いてるの初めて見た。

不謹慎だけれど、涙を堪える姿を見てこの子達は血も涙も通った人間なんだなぁなんて思ってしまった。
感情が今ここにあると強く感じた。
涙を溜めた目が真っ赤で顔は子供みたいになって何もかも全部落ち切ってた。
等身大の姿をこんな形で見るとは…。
涙ってずるい。そして残酷だね。

泣いてるれんくんの顔は本当に子供だった。
歌い踊る時の表情は大人っぽさが漂っていて、一方笑ってる時や焦ってる時の顔は無邪気な子供。
でも鼻をこすったり目元を拭ったりしてるれんさんは柔い子供だったな。
涙ぐんでる大西さんなんて赤ちゃんみたいだった。


1秒前は過去、1秒先は未来
と言うようにコンマ何秒で過去になっていくし進んで行く変わって行く。
同じ時間・同じ形なんて二度と来ないんだなぁ…
たとえ一回しか見ることが出来なかったとしても、その一回はとても貴重なんだと改めて思う。


言葉にしてしまうと薄っぺらくなりそうで嫌だけれど、淋しくて切なくてしんみりしてしまいながらも関西ジュニアが大好きだと思えた時間だった。
たくさんのしがらみがあるので、正直最初は関西ジュニアを好きになるのが怖かった。それは今でも感じない訳じゃない。
だけど、お互いを想い合ってステージに立つ姿は本当に素敵でした。



向こうはファンの将来の責任を取ってくれない保証してくれないとよく言うように、こっちだってタレントの将来の責任は取れないし保証なんて出来ないから、私は彼らが選択した未来に何も言えない。
幸せになって欲しいとは思うけど。
もしれんくんが辞めるってなったら死ぬ程泣くし枯れる程泣き叫ぶし耐えられないって絶望するし辞めないでって言い続けるんだろう。
それもわかってる。
だから難しくて言葉にしにくい…。


人生は一度きり、十人十色で、何が幸せかも人それぞれ。
次の夢を目指す君に幸あれ。





君と出会った喜びの時
特別なこの景色をずっと忘れないよ so long
きっとまたいつか会えるから
今はSee you again


*1:私はれんくんのファンだかられんくんを優先して見てる

*2:初日も泣いてたって言われてるけどね

*3:千秋楽でもJUMBOの時とか声を振り絞って叫ぶかのように煽ってたのは気になったけど

*4:天井見てないと気付かない程度だけど