いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

言葉を飲み込んで気持ちを汲んで

 
 
デビュー公演と銘打たれた煌びやかなステージに凛々しく立つ姿を観て、応援している子のデビューする姿を見たいと強く思いました。
 
デビューとは本人にもファンにもかかる唯一の魔法だと思う。
いつもファンはタレントから夢中になる魔法をかけられているようなものだけれど、デビューはタレントにもファンにも双方にかけられる魔法。
華々しいデビューでも、そうでなくても、デビューとなればタレントの纏う空気は変わるしファンの心持ちも変わる。
デビュー時だけに見られる輝きを持った澄んだ透明さに包まれていたり見たことない煌めきを放っていたり…今まで見てきていても生まれ変わったような別人かのような、驚くほど変わる。
ファンはその姿に魅せられる。
 
そんな体験を今応援してる子でしたい。
大人なので恥ずかしながら何人ものデビューに立ち会ってきました。それでも何度でもデビューは見届けたくなります。
デビューは特別であってもゴールではない。
けれど、デビューしなくては真のスタートラインには立てない。
デビューしたからと言って必ずしも永遠を手に入れられるとは決まっていないけれど、永遠の"可能性"が高くなる。
 
やっぱり見たいよね。
担当として応援していたら「かっこいい」と悶絶するであろう、
勝ち進んで行ってやる!という意気込みと共に強く光り輝く姿を…。
 
 
 
 
 
 
 
7人を観ながら、いつの間にか頭の片隅でぼんやりと6人のことを想っていた…
 
「後輩達も頑張っています、これからも関西ジャニーズJr.の応援よろしくお願いします」と、濱田くんの最後の挨拶の言葉が心に響いた。
決別というか、もう関ジュじゃないんだなぁって…巣立って行く、、本当にこの人達は旅立って行くんだ。。
「僕たち、関西ジャニーズJr.」じゃなくて『後輩、関西ジャニーズJr.』
ここが一番来た。
 
堂々とした姿や晴れ晴れとした表情を見る度にこんなに頼もしい人達が一斉に抜けるのかぁと寂しさや不安を感じてしまった。
おめでたいことだし、いつまで経ってもJr.で居続けることを願うのは失礼だ(間違ってる)し、上が居る限り下が育ちにくいのは事実なんだけどね。
怖いよ…心細いよ‥‥
まだ実感湧かないし、もしかしたら松竹居るかも?とか思ってたりするんだけど、この7人が居なくなった跡はどうするんだろうと考えてしまう。
集客とかそういう意味じゃなくて在り方みたいなこと…。
関西ジャニーズJr.という名が付いただけの間の抜けたものにならないかな。炭酸飲料から炭酸の抜けた、ただの砂糖水みたいにならないだろうか。。
 
勝手にこれからのことを考えて不安とか重みとか茶の間のしがない1ヲタクでしかない私が悩んでも無駄な話なのだけど、胸にずしっと大きな重りが乗っかった気分。。
頑張らなきゃね。今まで以上に自分のこと・周りのことを把握しなきゃいけなくなるね。
どうなるんだろう…
まだ自分自身を確立出来ていないというよりキャラクターやスキル・スペックといった中身を詰めるどころかアイドルとしての自分の枠さえも完璧には構築できてないような子達が頂点に立つ。
大丈夫かな…
先輩達が築き上げたものを引き継ぎつつこれから新たな雰囲気や関西ジャニーズJr.を創って行くことになるんだろうと思うけれど、でも事務所が求める関ジュへの像は変わらないんだろうね‥‥どう上手く組み合わせて行くのかなぁ…
 
6人がどんな関西ジャニーズJr.を魅せてくれるのか。
今、何を思い何を考えているんだろう。
何もかも知る由も術もないから、わたしは遥か彼方から姿を見つけては何回も何回も彼らまで届くように声援を贈ろう(送ろう)
 
10年かけて築き上げてきた創り上げてきた関西ジャニーズJr.が今回で一気に消え、再び真っ新。白紙に戻った。
ここから何年かかるんだろう‥‥。
次世代と言われ続けてきたけれど、完全に代替わりしたら「次」は外れる。
もう引っ張って行く・守って行く・築き上げて行く・支えて行く・育て行く中心。
「6人の世代」になる。
 
不安や心配が入り混じりながらも好奇心に近い期待を胸に秘めて、6人が切り拓く新時代の目撃者の一人になれたらなと思います。
 
 
 
こんなにこねくり回して考えているけれど、本人達はけろっとしていたり前と変わらないままだったりで、わたしが勝手に重大なこととして捉えすぎていたと判明したら、バカだなって笑い飛ばして下さい。