いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

忘れられないの

2019.9.6(気持ちと頭の整理)
読むことをおすすめしないし消すかもしれない

































「たられば」も「やいやい」も何を言ってもどうあがいても現実は変わらないし、ましてやヲタクには何の力も権限もないともわかっている。



正直なところ、今年になって鬱々とした記事が出た時に去年のツアーを見て感じたこと「みんなが同じ方向を向いてない」を思い出して納得…時が来てしまったのかなと思った。
一人一人の負担が大きく重く、それに加えてグループとして同じ方向を見てないように私には見えた。
そのことを思い出して、もしかしたらそうなのかもと思ってしまった。だって去年に永遠なんてないと信じられるものではないと知ってしまった、彼らから教えられてしまったんだし。
噂は立っては消え立っては消えの繰り返しだった。もっと前だったら「そんなわけ!」と思えていたかもしれない。でも去年感じたことと去年起きたことを踏まえたら一蹴することが私には出来なかった。
そんな中でツアーの発表と案内があった。
最後かもと冗談めかしながら、そうすれば現実になった時に幾分気持ちが楽になるから、そうやって言うことで「杞憂であって欲しい」という願いを込めて、申し込んだ。

ツアーを見たら変わるのではないかと始まる前は思っていた。正確に言うと、わかることがあるのではないかと考えていた。思うこと感じることは言葉もしくは現場にしかないと過ごしてきたからだ。
だから、また申し込んだ時と同じように冗談めかしながら入った。
しかし、思いとは裏腹に、逆に不安は色濃くなってしまった。今思うと、随分と私は子供だった。ごめんね。
このまま生殺しにするくらいならいっそのこと殺してくれと何度思っただろうか。

りょーちゃんは見ていたら何を考えているか何を思っているか何に興味があるか何をしたいか、大体のことが伝わってくる割とわかりやすいタイプの人だと思う。
それなのに今回はずっと見ていても全く何を考えているのかわからなかった。こんなにわからなかったことは今までで一度もなかった。
誤解を恐れずに言えば、えいとに興味がなさそうに見えた。
心ここに在らず。魂がどこかへ飛んでいる感じ。
楽しそうに笑っていたのはきっと本心だと思うのだけど、いつものりょーちゃんと違った。違和感。
目の前に出された与えられたものを淡々とこなす。責務を果たしている。
なんだか不思議な感覚だった。りょーちゃんを見てるのに見てない感覚。そこに傀儡があるだけのようだった。
それはバイアスをかけて見てるからなのかもと思ったけれど、近くで見てそう感じてしまった。
だからなのか、結果的に最後のツアーだったのになんだか薄っすらとした記憶しかなくて悲しい。
取ってつけたようになってしまうけれど、それでも十五祭はとても楽しかったよ。それだけは今もその時も変わらない。消えない。


過去を振り返れば、りょーちゃんは悪者にされやすかった人だと思う。
確かに全てを肯定できる人ではなかった。プライベートも酷かったし(笑)
いっぱいいっぱい叩かれたし、事あるごとに色々言われたし、世間ではマイナスのイメージを持たれがちだった。
でもそれ以上のものをくれたと思ってる。私がりょーちゃんの味方だからそう見えるのかもしれないけど。
ニュースでデビューした時に手離さずにえいとでもデビューしたいと言ったこと、デビューして「やっとみんな飯が食える」と話したこと、ニュースでデビューしたことでえいとに興味を持ってくれた人が増えて一気に松竹座が埋まったこと、兼任や激務をこなしたこと、それどころか休みがあったら不安だとむしろ死んだ方がマシと言うくらい身を粉にしてたこと、すばるくんにソロツアーをさせて欲しいと事務所にお願いしたこと、どうすればすばるくんがグループから辞めないで居てくれるかおおくらと話し合ったこともあったっけ。
頼られたら頼られただけ責任持って頑張るし、器用なようで不器用で、損な役回りも多くて、仕事に対しては真面目で、変に気が良くて優しくて礼儀正しくて、身を削ってまで大切なものは守る人。
自分に十字架を課してしまう人。
もっと上手く立ち回っても良いんじゃない?と思う時だって多々あった。
買い被りすぎだと言われようとも、私の中ではそういう人。

コンサートで機嫌の良し悪しを測られるのもりょーちゃんらしかった。でも、ちゃんとファンの顔を見てるし視野も広い。
それに昔に比べたら、近年凄くマシだし、だいぶ機嫌に左右されることは少なくなった。昔は「喋って!!!」とヲタクに言われ余計にだんまりを決め込むことが多かった。マイクだって下に持って口元に持って行くことさえしなかった。いつも時間配分を気にしてピリピリしてた。これはニュースの時もそうだった。たぶんこの時は年上組で自分が仕切らなきゃという気持ちが強かったのもあっただろうけど。
くだらないことだけど、○○歳に結婚したいと高らかに話していたのに、いつからかアイドルとしての自分と言うよりエースとしての自分を理解し、話さなくなった。
アイドルに向いてなかったかもしれないけど、諸々から引いたスタンスだったかもしれないけど、とてもアイドルだったし、そのことがわかるくらい大きな歓声黄色い悲鳴を浴びていた。かっこよかったな。


今回のことで引っ張ると言ったくせにと嘘つき呼ばわりされていて、唯一そこが悔しい。
去年の姿を見ていたら、そんなことない当時は確実に本心だったとわかる。
私だって何も知らないと言えば知らない。
でも去年の姿を言葉を見聞きしてない人にまで色々言われるのがとても悔しいよ。
この一年めちゃくちゃ頑張ってた姿を嘘にされたり悪者にされたりするのは本当に悔しい。
ニュースと兼任だった時もどちらからも散々悪者にされて、関西は関西に帰れ・東京に魂を売った裏切り者とか(双方から)うざいとか、それでもどれだけえいとを必死で守ってきたと思ってるんだよ何見てきたんだよってなる。もちろんニュースのことも一生懸命考えてたよ。
だから、こういう形でえいとのにしきどりょうが終わってしまうのが悲しくて悔しくてたまらない。レッテルを貼られてしまうのが嫌だ。
だから、私は忘れないでいる、忘れないでいたい。


あれだけえいとを続けることに拘ったのに辞めてしまうのは、やってみて想像と違ったのか燃え尽きて何をすればわからなくなったのか、はたまた全く違う原因(理由)があるのか……私にはわからない知る術もない。
けれど、去年の脱退が引き金の一つであったのかなとどうしても思ってしまう。そうだとしたらやるせない…

せめて事務所に残ってくれないかなって願い続けながらツアーに行ってたけどそれも無理だった。
考えてみれば、昔からえいとを辞める時は芸能界を辞める時と言っていたから、彼の頭の中にえいとを辞めても事務所には残るなんて考えはなかったのだろう。
今も昔もえいとをとても愛していた人だ。
覚悟していた部分もあったから、個人グッズをたくさん買ったし、団扇は大量購入したし、見て欲しいと思って作った団扇を見せることが出来たのはよかったかなと思う。


とか言いながら、お知らせを読んで出た最初の一言は「にしきどさんのばかやろう!!!」だった。ごめんね。


思っていた以上に好きだったんだなと今になって気付く。気付いて更にしんどくなった。
だってもう居ない。想像できない。信じられない。
初めて見た、初めてグッズを買った、初めて握手した、初めてデビューを見届けた、初めてファンサしてくれた、初めて遠征した、初めて帝劇(SHOCK)に連れて行ってくれた、初めてドームを体験させてくれた、初めての番協は全部りょーちゃんなんだよ……やだよおいてかないでと思ってしまう。
先に行っちゃうのはずるいよ。
だから、まだ「ありがとう」も「お疲れ様」も言いたくない言えない。
とにかく今はさみしい。さみしくてたまらない。聞き分けが悪くてごめんなさい。



綺麗なお辞儀と三方礼だったな最後。
いつもより長くて深くて、その時にもなんとなく察した。
「あざっした」と言って去って行った姿を覚えてる。
去る側に語る権利はないとする人だし、語らないのを美学とする人だから、また語らなかったね。
あることないこと、また言われちゃうね。憎まれることも増えちゃうね。
りょーちゃんの墓場まで持って行くという考え方が好きだったのに今はその思考さえ憎いよ。
ニュースでデビューした時に泣いて送り出したけど、ニュースを辞めた時にこれでりょーちゃんの負担が減るのなら良いのかなって思った。えいとで活動してる姿とニュースに居た時の姿は表情も何もかも違っていて、でも当然基本軸は変わらないから二面性を楽しめて好きだったけど、りょーちゃんが生きやすい世界になるのならばと思った。


随分と前の話になるし、今回のこととは微塵も関係ないのだけど、ニュースとSHOCKが重なった時にステージ衣装のまま稽古に励んでいたことがあった。
その時に「俺のことを尊敬しろ!」とネタのように話していたけれど、私はその頃からずっと「尊敬してる」
両立することが出来るなんて超人だ尊敬しかないと思った。
初日に観に行った時に生声で勝手に挨拶しちゃったこと今でも覚えてる。そのせいで2回目以降はマイクが切られてた(笑)



ジュニアだった時もえいとに居た時もニュースに居た時もずっと幸せになってねと思ってきた。
それは今も変わらなくて、今どこで何してるのか知らないけれど、幸せであってねと願ってやまない。
ただ私が願う幸せと本人が望む幸せが一致しなければ、エゴを通り越して呪いになり得るから私の願いは叶わない方が良いのかもしれない。

えいとに専念して以降、いたずらっ子のような顔で笑ったり大人っぽくなったり子供っぽく甘えたり突如ふざけたと思えば超キメてきたりする。
特にこの何年かはセクシーでかっこいい、でもとびっきり可愛いとファンから愛されていたように思う。

10月以降どんな活動をするのか知らないけれど、こんなに好きな人のことを嫌いになりたくないから、今後も好きと思える在り方であってくれたら嬉しい。
それだけは願わせてと思うんだけど、これもきっとエゴなんだろう。