いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

僕らのShow must go on


RIDE ON TIMEでジャニーズアイランド期間の密着が放送された。
『好き』という気持ちが肥大し心が押し潰されそうになった



「5分前です」とスタッフの声が響き渡る中、狭い通路で3人が並び、白とゴールドを基調とした豪華絢爛かつ重厚感のある衣装に着替える場面から始まった。
映ったれんくんは上半裸で「待ってください、マイク付けてなかった」と限られた時間でルーティンをこなす様子が見て取れた。


太鼓を練習する様子が流れる。
編集の仕方もあるのだろうけれど、れんくんは何度も同じところを確認していた。
本人曰く「何回かやらな思い出されへんから」「普通っすけどね、できないところをやるっていう感覚なんで」とごくごく当たり前のことだと、普通のことだと話す。
本番のれんくんは太鼓を叩いてる間、虚無の目をしてることが多くて、どうしてもその時の顔が浮かんでしまうが(苦笑)裏ではこんなにも稽古を重ねていたのだと知ると本番での態度が勿体ない気がした。
れんくんは至って普通のことのように語るけれど、並大抵のことではないのに。
でも何も考えないことで2ヶ月乗り切ることが出来ると前に雑誌で話していたし、大変だからこそ叩くこと以外に神経が行き渡らないのかもとも思う。
今回一人ずつスポットライトが当たり一人で叩くパートがあって、力強く叩いていた姿を思い出した。かっこよかった。


CHANBARAの練習が始まる。
すぐにれんくんの顔が曇っていた。一部分しか流れていないけれど、確かにその時点でしょうかいが先に進んでいることが見てるだけでもわかった。
表情から嫌になる程そのことをきっと誰よりも本人がわかっているだろう。
1人遅れを取ってると感じ、15分後「1人ずつでやりません?みんなでじゃなくて。教えてもらっていいですか?」と提案する。リハ着の上に着た黒のジャンパーもいつの間にか脱いでいた。
そして30分後に「ゆっくり一緒にやってみる?」となった時に渋い顔していてまだ苦戦していると窺えるのが何とも言えない…。
ゆっくり3人で踊る様子も流れるが、やはりれんくんだけ振り覚えがまだ出来ていないようだった。
帝劇で観た時にこれは本当に難しく大変だと心の底から感じたけれど、想像以上だった。
でもそこで逃げない強さを昔から持っているのがれんくんだと思う。

個人練習の時に遠巻きにれんくんを気に掛けるかいちゃんが映り胸がぎゅっとなる。
3人で合わせて練習した際にれんくんが苦戦してるとわかってるから真っ先にアドバイスをする紫耀さんにも胸がぎゅっとなる。
「わかった」「(廉が)回ってくれれば」と解決策をお願いする形で提示し、れんくんのみを責めたり修正するようにせず「俺がぶつかりそうになる」と自分も良くないと話す紫耀さんのれんくんを想う気持ち、れんくんをなるべく尊重しようとする姿勢にたまらなくなる。
そして、その時に「ごめん」と付ける紫耀さんの優しさ。
続く、かいちゃんのアドバイスもれんくんを想ってというのがよくわかる。

れんくんを助ける為でもあり、パフォーマンスを成立させたい良くしたい為でもあるしょうかいのアドバイス
そうやってアドバイスしてくれる頼もしさと優しさはもちろんだけど、2人の気持ちを汲み取って真っ直ぐひたむきに頑張るれんくんに胸が打たれる。
3人で活動してきてずっと2人に追いつくために負けないために、2人は早いけど自分は一歩ずつと言っていたようにれんくんのペースで頑張ってきた証みたいだななんて思った。

最終的に「今回のやつで一番好きなのはCHANBARA」「いざやっぱやってみて振りが体に入ってやると楽しい」「ダンスしてるなって感じ」とれんくんから聞けて本当に本当に嬉しかった(泣)


初日本番の前にチェックポイントを確認し決めて行くところで、紫耀さんが立ち位置を確認してる相手がれんくんだった。
尋ねられたれんくんは「あそこは1。1だよ。」と返していて、れんくんが紫耀さんに頼ってもらえる瞬間もあるのだと思った。こんなことを思うのはれんくんに失礼だけれど。
昔まいジャニコンの時にれんくんがひたすら立ち位置をメモしていて、紫耀さんに立ち位置をメモして覚えるように言ってたことも思い出してしまう。
それぞれの役割がすでに出来ている、ハタチそこそこなのにごく自然に。


れんくんが逃げずに嫌がらずに練習を地道に重ねること、真っ直ぐアドバイスをきくところ、ダンスが天才的に得意な2人と共に在るために折り合いや取捨選択をしてきたこと、それは凄いし偉い。
だけど、はっきり言ってしまえば2人のレベル・スピードからすると足手まといであろうれんくん。
そんなれんくんを置いて行かず待っている、見守っている、必要な時は支える しょうかいも凄いし偉いと思う。

ほんとにれんくんがしょうかいと並んで踊れるという事実は昔のれんくんを思い出すと余計にどれ程までに凄いことか。
血の滲むような努力が存在してるはずだけれど、そんな稽古日に写真を撮って しかも連載に載せてくれたり、「覚えるのが大変」としか言わなかったりする。
負けず嫌いなのもあるんだろうけど、ほんとれんくんって人は…
でも努力を見せず飄々と振る舞っているところからしても、ファンからそんな視点で見られたくない 見せたくないのかなとも思うので、あまり努力に言及しないでおきたいとも私は思っていて。
だから見せてくれる姿を思いっきり楽しもうと思ってる。
それでも裏側にこういった姿があること忘れないでいたい。


決して見せない努力をほんの少しだけ見せてもらってぐっと来たり胸がぎゅっとなったり、ジャニーさんのことで泣いてる姿を見てしんみりしたけど、最後にれんくんがみかんを剥いてる姿が映ってて「ながせのつぶやき」にも書いてたなと微笑ましく思った(笑)

「2年目を駆け抜けたKing & Prince」と言われ、それぞれを端的に表す言葉が添えられる。
れんくんには『その幅を広げようとする者』
ただその時に前回の「おっぱいNGっすか?事務所」というシーンが再び使われていて、ほんとれんれん(笑)となった(笑)




れんくんがShow must go onについて「(ジャニーさんは)言葉は言うけど、その深い意味は言わずに」「自分達で解釈して、だから自分の判断かと思いますよね。お客さんがおる限り続けなあかんけどね。」と話す。
途中でインタビューはカットされているので、オンエア内容ではれんくんの言いたかったことは半分にも満たない可能性がある。

ただその話を聞いて、今回の帝劇で最後に『成長し続けること・学び続けることが自分に課された使命だと思ってます』と話していたことを思い出した。
現時点でのれんくんの答え(意味)がこれなのかもしれない。