いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

変わったようで変わっていなくて

そのまた逆も然り。



昔みたいな顔をするから思わず「愛くるしい 」と思ってしまった。
顔も体も内面も変わっているはずなのに。
そう何度も感じてるのに。
それでもそう見えてしまった。
きりりとした表情やチャラチャラした表情が覗いた瞬間私の思い込みじゃんと思い直すのに、そう思えるタイミングがあまりなかった…不思議だった。


祭り(大阪)のれんくんはずっと頬も口元も緩みっぱなしで何か良いことあった?って思うくらいにこにこしてた。
何なら浮かれて浮き足立っててステージ(地上)から数センチくらい浮いてたと思う(笑)
それくらいのハッピーオーラが出てた。
隠しきれない嬉しさとか溢れ出る楽しさとか、そういったものが全身から放たれていて、楽しくて仕方ないんだねって思った。
こんな様子だったのは大阪(元地元)だったからなのだろうか。
そんなゆるゆるふわふわしたれんくんを見たのは久しぶりな気がして(もちろん勇ましい掛け声や堂々とした振る舞い等の時は頼もしく男前)
正確な理由はわからないけれど、そんなれんくんを見れたことは嬉しかった。

こんな風に見えたのはフィルターがかかってるのかもしれないとも思っていたのだけど、割と色んな人が似たようなことを感じ取っていたので、間違ってないと思いたい。
とにかくれんくんが上機嫌だった。



今回は東ジュとも絡んでたけど、関西との方が絡みが濃くて(笑)

カモナと抱きセニョでは文ちゃん見て爆笑しちゃって踊れなくなっちゃってて、釘付け!首ったけ!状態(笑)
表情が崩れるくらいクシャクシャに笑ってて、いい笑顔だった。
そして必ず最後に文ちゃんに向かって、熱い投げチュー、それを受け取って痺れたりすかさずキャッチする文ちゃん、って流れが可愛くて仕方なかった。
勇100でしゃかりきに踊る文ちゃん見てたりね。


大西さんと濃い絡みが一番多かった。
れんくんが上京して共演するのは2年ぶりくらいで、関西にいた頃はそこまで仲良くなくて、何て言うか張り合ってた(笑)
と言っても大西さんが精神的に大人で*1れんくんが子供過ぎていて勝手に対抗心メラメラさせてたんだけど。
それがれんくんに東京の仕事が増え始めてから急に好意を寄せ始めて、そして今のような感じになった。*2
だから実際ここまでの接し方になるのを見るのは初めて。
あぁこれが噂の!って感じだった(笑)
れんくんセンステに戻るために走りながらセンステに居る大西さんを見つけた瞬間一旦立ち止まって、大西さんが自分のこと気付いてくれたと判断したら再び走り出して、そのまま大西さん抱き締めてた(笑)
れんくんがスタンドの方を完全に向いてファンサしてたら、後ろから大吾がれんくんの背中にパンチして、れんさん振り返って「俺何もしてない!!!」と言わんばかりに両手広げるジェスチャーして主張してたら、大西さんがたまたまやって来て、そしたら、れんくん大吾そっちのけで大西さんの進行方向に立ちはだかってギュッと抱き締める、からの抱きついたまま大西さんの頭に頬ずり(笑)
離れろって言ってる大吾に見せ付けるかのようにして(笑)
しばらくすりすりしながら一緒に歩いてたけど、その時の表情が悦に入った顔で凄かった(笑)

最後にふふっと一人で笑ってから大西さんと離れてて、大勢のヲタクから見られてる(そういった姿に興味がある)ってわかってるんだろうなと感じた。
でも、れんくんはわざとそういう行為をする人じゃないし、前々から見られてないところでも密着してたから(笑)自分の欲を満たしてるだけだろうけど(笑)

この時の各々の反応の仕方が見たことある「なにわ」で自然すぎた…見たことある、見覚えある、知ってるって。
穏やかで平和な空気が流れていた。


勇100の時に外周で大吾がやって来るのが見えてちょっと立ち止まって大吾が自分に気付くの嬉々として待ってた。
れんくんを見つけた大吾が「お!」って顔をして手を挙げて、れんくんとハイタッチ、からのギュッと手を握り合っていて、良い関係性だなぁと思った。
何て言うか、過度じゃなくごく普通の友達同士って感じで。固く結ばれた友情と同志の強さみたいな。
凄く楽しそうで、健全で、健やかな2人で、そこは変わらないんだなと思ったし、きっと続いて行くだろうと思ったし、続いて行って欲しいなと思った。
でも、ほんの少し大吾の方が頼もしく見えて。
シンメの時からそうだったと言えばそうなんだけど。年も上だしね。
それでも今回は甘えたなれんくんを迎え入れ構ってあげてるお兄ちゃんに見えた。
れんくんと離れた後の経験や試練をトップとして一人で潜り抜けたからなのかなと思ったけど、れんくんの背中にパンチをキメた大吾とれんくんの空気感は昔と変わらずで「変わらないもの」ってあるんだなと感じさせられた。

何か一つ変われば全てが変わっている気がして、反対に変わらないでと願っているから変わってないように見えている気もして、何をどう思えばどう見ればいいのか時折わからなくなる。
だけど多少フィルターがかかってると言えど、本人達が目の前で繰り広げた事実が真実に近いと思うから、きっと変わってないんだと思う。
「変わらないもの」が確かにそこにあった。



全13公演を締めくくる最後の挨拶はれんくんだった。
「ジュニアだけで大阪は初で、ジュニアでツアーが出来て、ツアーが出来たということで、僕達もっと大きくなってまたここに戻ってきます。その時は皆さんその笑顔で僕達を迎え入れて下さい。これからも高みを目指して頑張りますので、ジャニーズJr.、関西Jr.の応援を末長くよろしくお願いします」*3
「ここには居ないけど、スノーマンとハイハイB少年に大きな拍手を」って不在の子達のことも考えられていたし、「ジャニーズJr.、関西ジュニアの応援を」って東西両方に触れていて、途中何度か同じ単語を繰り返していたけれど、一生懸命考えて紡ぎ出した言葉なんだろうと感じた。
「応援をよろしくお願いします」のところに「末長く」と入れていたところがとってもれんれんらしいと思った。
挨拶になると少し堅苦しい表現を使うところがれんれんっぽかった。
重要な最後の挨拶を任されていてかっこいいと思ったし(しかも話してる時に某ジュニアに茶化されていたように見えたけどスルーして言葉を紡ぐことに向き合っていたし)全てに満遍なく触れていたのもよかったし、その役割の重要さに見合う挨拶を話せていて、とてもかっこよかった。

臆することなく話す姿にこの3年間東京で揉まれ成長した証なんだろうなぁと思った。
立ち振る舞いが東京の前線に立つ子だった。


ハピラキをしゃがんだ状態で小さく踊る姿を見て、あぁ覚えてるのねと思った。
14年の春松竹、舞い散る桜や衣装を思い出しピンク色の映像が脳内で再生された。
とは言え、ハピラキは東京でも披露してるから当然だと特に何も思わなかった。
それでも、UME強引オンをしゃがみながら完璧に全部踊れるれんくんを見て、さすがに泣きそうになった…
体が覚えてるんだね、染み込んでるんだね、数年前まではそちら側に居たんだよねって久しぶりにちょっぴり切なくなった。胸の奥がぎゅっとなった。
関西が歌う新曲以外の代表曲は昔からのものが多くて、どれもれんくんが参加していたもので、ポンコツファンだから昔のことたくさん思い出しちゃった。
あそこの歌詞を歌っていたなぁとか、こんな風に踊ってたなぁとか。
関西にいた頃の大好きだった気持ちとか色んなことが蘇りそうになって泣きかけた。

でもね、私はどっちも選べないと言うか、れんれんはこっちだから!みたいに思ったことは一度もない。
両方で育ち両方の光景を見て触れて感じて考えてきたということはとても貴重で希少だと思っていて、二つの景色を知ってるって凄くない?ってかっこいい!とむしろプラスに捉えている。
れんくんが東と西の架け橋になれたらなぁと常々勝手に思ってるよ。ほんと勝手だけど(笑)
なれるか、なって欲しいか、なりたいかは別として、そういう風な接し方が出来る人でいつまでも在って欲しいという願い。
今は東京とか大阪とかあまり関係なくなってきてる部分もあって、その流れならば、出会いを大切にしてるれんくんだからこそ築けるものではないかって。


散々関西とのことを書いてきて最後に書くのもアレだけど、
以前よりもれんくん自身随分と中立に立てていると言うか、ちゃんと自意識を持てているように意識をキングに持っていけるようになっていると感じたコンサートだった。
正直ずっと不安だった。
傾いてしまうのではないかと、あるいは実は傾いたままなのかもしれないと。
上京してからステージで共演することはほぼなく、見学という形で現れることがたまにあった。
見学の姿を見たことなくてレポでしか触れていないから、見学という文字を見る度に毎回怖くなった。
最初の頃は未練に近いものを本人の言動から感じていたけれど、しばらくしてからそういったものを感じなくなって東京に馴染んで行ってるんだなと思っていた。
それなのに律儀に見学に行ってると知り、関西にいた頃のれんくんが一番好きだから関西モードのれんくんは好きだけど、胸の奥がざわざわした。
関西のことを話すれんくんの顔は綻んでいて、雑誌とかでの「過去」と表記した言葉だけでは不安だったから。
それが今回本人の中できちんと「思い出」「過去」になってるとステージの上でも感じられるようになった。
ようやくって感じかな。

何が良いとか私にはわからないし、正直全部可愛いし全部かっこいいって思うし、一長一短で決められないし、と言うより采配する権利なんて持ってないから、れんくんが存在すること(場)が正義としか言えないし思えないんだよ。



れんくんはコンサートが好きなのだと再度伝わってきた大阪だった。
狭い箱で見るのは好きだけれど、アリーナ会場がよく似合うと思った。
外周から手すりにもたれてアリーナに応える姿は王子様だったし、スタンドにファンサする姿はとてもアイドルだったし、皆と戯れてる時はクソガキまたはチャライケだった。
要所要所の掛け声は頼もしく男前で、最後の挨拶を述べ締め括りを担う姿はとてもかっこよかった。
様々な声や姿や表情を見聞き出来て嬉しかった。
アイドルというベール・笑顔で包み隠してることが多いだろうし狙うと言うか作ってる部分も多いだろうけれど、未だに気にせず見せてくれるところがあるのは感謝したい。


というわけで、れんくん全13公演お疲れ様でした。









たまアリもそうだったけど、勝つんだ〜の紫耀さんのアクロバット待機の時にれんくん棒立ちになってて、前は2人だけの世界繰り広げてたしそうじゃなくてもれんくんが手を挙げてからの紫耀さんアクロだったのになぁと残念に思う気持ちと、棒立ちを押し通してたから今の関係性を表してるみたいで、見てるのがつらかった(笑)
見てると割とメンタルに来るくらい離れてるので、今目が合ったかなとか気にしてるなとかちょっとしたことで安堵する(笑)
ベタベタして欲しい訳でも、プラベも仲良くしてとも思わないけれど、こちらがつらくならない程度には仲良くしてよと思う(笑)
わがまま。


*1:それは今も

*2:昔にこのことaskで聞かれて答えたことあるくらいヲタク的に衝撃だったの

*3:ニュアンス