いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

これからも共に歩いて行きましょう


約2年半ぶりのコンサート。
TOMOHISA YAMASHITA THE BEST LIVE TOUR 2016 FUTURE FANTASY



映像が流れ山下の顔が大きく映し出された後、ステージ上段のセットが開きサングラスをかけた山下が椅子に深く腰掛けたまま出て来る。
シルバーの衣装に身を包み、映像や光の演出が山下をサイボーグかのように魅せた。
そこから次々と今まで披露してない曲や既存曲を歌い踊り上げる。

突然バーカウンターが出て来て、バーテンになる山下。目の前でくるくるビンを回しシェーカーをカシャカシャと振ってから、最後にカクテルグラスに注ぐ。
シェーカーを振る時にキュッと下唇を噛んでいて、癖だったなと思い出して懐かしくなった。
会場がかっこよさに沸くと満足気な顔をする。かわいいなぁ(笑)

短いMC箇条書き
・「僕のファンはほんと幅広い世代がいてね〜(笑)全人類に愛されてる!って感じ♡」全人類www智久くんオブラートに包んだあとプラスかつポジティブに言い換えてファンを大切にすることを覚えました(笑)
トヨタの新CM。撮影の日に突然これやって!と渡されたというラップ。必死に覚えたんだってさ(笑)「やってー!」との会場からの声に「無理無理。覚えてない!って、いや、あのテスト勉強とかと一緒でワーって覚えたらサーって抜けるの(苦笑)」と必死に弁解(笑)「次の時までに覚えておきまーす!(適当)」絶対覚える気ない!(笑)でもそういう話し方覚えたんだなー!

・コードブルーの再放送。「いつのシーズンやってるの?1かぁ…俺が23くらいの時だ」「あのドラマの後にドクターヘリの普及が進んだの!俺一人がさせた訳じゃないけどそういう作品に携われて嬉しい!」って言ってたけど、当時もそれちょー喜んで語ってたねぇって懐かしくなった。倒れても点滴打って頑張ったドラマだもんね。「また新しいシーズンがやれたら…ほんとは今の俺くらいの年齢の設定なんだよね。確か28とか29とか。だから新しい角度から演じられる見れるんじゃないかなって。機会があればそういった作品に携われたらいいな」
テラフォーマーズ。「去年の夏、ちょうど今ぐらいに撮影してたんだけど、毎日コーヒーショップやかき氷屋さんが来て楽しかった」「バッタの役で、足技が多くて、上半身はかっこいいの。でも下は江頭さんみたいなピッチピチのスパッツで。大変だった。やまぴーのやまぴーが!」「あぁ!!!やってしまった、今の忘れて!」下手くそすぎか(笑)

アイスクリームでトロッコに乗る山下が可愛かった。演出・構成の中で一番ジャニーズっぽかったかな。
大きめのジーンズのジャンパー羽織っててキュート。振付も可愛かったな。一緒にペンライトをくるくるフリフリ出来て楽しかった!
パリドンを他の曲の合間の繋ぎみたいにしてミックスさせて使うと思わなかったな〜パリドン好きだからフルでちゃんと聞きたかった気もする(笑)
山下が手を動かしたら手の動きに合わせてきらきらとシルバーラメみたいな光が舞う演出があって、すごく綺麗だった'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
客先も思わずおぉー!ってどよめくくらいかっこよくて美しかった。
あと緑のレーザーを操る演出もかっこよかったんだよね。
両方ともどの曲の時か忘れたけど(ポンコツ)
can do can goの前に幼い頃の映像出してきて、それから「大人になりました!」って今の山下が出て来るんだけど、大人になりましたって言い方が可愛くて。まだまだお子ちゃまだな〜と思ったり(笑)
その後のサワレナイは素顔の映像と少クラの映像だった。懐かしい。
それからネコネコロケット。「ジュニアに入って初めて歌った曲です」って説明してた。
幼い頃の映像残ってるのはほんと感動する!素晴らしい!
あと「2016年の夏、最高の夏にしようぜ!」って掛け声でサマーヌード歌う。
最後の方に着てた黒いロングジャケット?みたいなやつに中も変な模様入りの黒い服にじゃらじゃらシルバーアクセ付けてるの見た瞬間、怪しい宗教家にしか見えん…ってなったからぴーちゃんその服着るのやめよう?と思ってたら、どうやらくろむだったらしい(笑)ほんとくろむ好きになれない(笑)

たまに間の抜けた顔しててwその時まじ昔から変わんない表情だな かわゆい!って思ってしまった(笑)
未だに一人でMCしてるの見ると不得意な分野一生懸命頑張ってるね〜偉い偉いって思ってしまうし、何て言うかつい山下には甘々な親バカみたいになってしまう(笑)
上手く出来たら得意気な顔をするし、歓声が上がれば満足気な顔をするし、C&Rでレスポンスを聞く時に耳のところに手を当てて聞こえたら喜ぶし、全部可愛かった。
しばらくのブランクがあってもそういう可愛さや愛おしさは変わらないんだなぁ。*1
二階席を見る時に額に手を翳しライトを遮って奥まで見ようとする。それが例え本当は見えてなくても見えていても、とってもアイドルらしくて好きだった。眩しさに少し片目を軽く閉じる。その閉じ方に人間味を感じて、アイドルと人間性の混在がたまらなく好きだと実感した。
バズーカでボールを撃っても誰が取ったとか全く見てないし、踊ってる時も基本ファン見てないし、常にマイペースで予定の進行通りこなす山下が山下らしくて好きだ。
ダンサーとのアイコンタクトを取る顔や目を合わせてくすりと笑う顔も可愛くて大好き。


『明日も明後日も一週間後も余韻に浸れるようにみんなの心の奥まで届ける』*2
これが今回の目標だと話していた。
こういうことを考えて言うようになった。なんだかとても嬉しかった。
山下の中でのコンサートの位置付けや向き合う姿勢の変化を感じられて(もちろん良い意味で)また一回り大きくなったなあ。
ソロ活動にシフトして以降、とてもファンのことを考えてくれるようになったと思う。
ファンのこと、と言うか、ファンの目線や心理を大切にする姿勢を見せてくれると言うか。
それでもここまでの考えを持ってなかった、こういう考え方でファンと向き合うことコンサートを作ることは念頭になかったんじゃないかな。
それって、約2年半の間コンサートが出来なかったからこそ気付いた点なのかもなぁって思う、とても皮肉なことだけれど。
もう茶の間だから私が知らないだけだったらごめん。


アンコールでは黒のスーツを着て現れた。
メンバー紹介もスタッフさんへの感謝も全部終えた最後の最後、ステージの真ん中で深く深くお辞儀をし、しばらくの間頭を上げなかった。
2年半の重みが表れているようだった。自身や仕事を見つめ考え出た山下なりの答えの表れと言うか。
初めてだと思う、こんなに深々と頭を下げていたのは。
顔を上げると、ほんの少し目がうるうるとしていて、もともと潤んだ瞳だからなのだとは思うけれど、「また会いましょう!」と叫んだ声にキャーと歓声が上がった瞬間、とても安心しているように見えた。
満足気とも違う、照れ隠しとも違う、お得意の苦笑いとも違う表情、そんな風に思わせる笑顔だった。


最後に挨拶文がスクリーンに流れた。
『ソロとして抱いてセニョリータを出して10年、事務所に入って20年、そんな節目にみんなに会えて嬉しい』というようなことが書かれていた。*3
そんなの、それはこちらのセリフだ。
節目の年に姿を見せてくれてありがとう。
祝う機会をくれてありがとう。
同じ時を僅かでも一緒に過ごせて嬉しく思う。

いつ見ても非実在に感じてしまう相手で、コンサートが終わった瞬間、本当に幻か夢だったんじゃないかと毎度思う。
体を鍛えて精神も強くなって外見も中身も逞しくなって行ってるのに線が細くてなんだか夢を見ていたように思う、そんな存在。
声も顔も全部好き。どんなに不器用でも下手でも何でも引っ括めて好き。
私の青春に彩りを加えてくれた人、ずっと特別だ。


歌うことを知っていたのにcan do can goで涙がこみ上げてきて、その後のサワレナイで無理だ…と、しばらく放心状態だった(笑)
何て言うか、そこに居てくれることがすごくすごく嬉しくて。幼い頃の映像を見た後だからか、余計に強く感じて。
無邪気に踊って手を振って、その延長線上に今の姿があるんだなぁって、これからもそこに居てねって心から思って。
コンサートが決まったら必ず一度は足を運ぶようにして、もうソロになってからの姿を何回も見てるはずなのに未だに心許ないってどうしても感じてしまうし、不安を勝手に感じてしまう。
今回なんて約2年間表立った活動はほぼなくて苦しくて仕方なかったし、このまま見えなくなってしまったらって考えると不安でたまらなかった。
芸能界でしか生きていけない人だ(と思う)から余計に。

Dreamerでまた涙腺崩壊して、その言葉(歌詞)は貴方もだよ、むしろ貴方に返したい贈りたいよと思った。
私の理想のアイドル像からどんどんかけ離れて行くと言うか、出会って応援するようになった頃に思い描いた姿とは全然違う方向に進んで行ってるけど、それは私が勝手に作り上げたものだからどうでもいい。
ただジャニーズである山下を見れるのは本当に本当に嬉しいし幸せ。
本当にそれに尽きる。
彼を好まない人達からはジャニーズでやることではない・ソロじゃなくても出来ると言われる。確かにこの事務所が推すコンセプトとは異なると思う。グループと並行して出来ないものではないのかもしれない。
でも私はジャニーズ事務所所属の山下智久が好き。
好きだし、そうであって欲しい。
辞めないで続けてね。
これからもステージに立ち続け姿を見せて欲しい。見ていたい。
だからこれからもよろしくお願いします。
それが私の願い。


もし君がこの道で迷ったなら 僕がそっと手を引くから
心配しないで 歩き続けて 何度も信じよう 僕らは Dreamer
どんなに強い雨の夜でも そうだよ 朝はやって来るから
いつか太陽が 照らし出すのさ 明日を信じた誰もがDreamer


「みんな、会いたかったぜ!」と呼び掛ける。
こっちの方が何倍も何十倍も何百倍も会いたかったって思ってるよ!!!!(そっちはテンプレートだろうけどね 笑)
心の中で叫んだ。
また来月も会える、楽しみです。

*1:変わらないと言うか、感じるものなんだね

*2:「コンサートは余韻までを楽しむものだと思う」「終わった後にあの曲楽しかったねよかったねと話す」「僕もコンサートに行ったらそう」

*3:これを見て、もうそんなに経ったのか…と思った。それと脱退して以降、何を基準にしていいのかもわからないし、祝う機会も失ったと嘆いてたので、この積算にすればいいのかと目から鱗だった。