いつか記憶から零れ落ちるとしても

思いやりのある優しい男の子

3時間20分



welcome to sexy zoneツアーのオーラスに入ってきました。
それまでに色んな感想を目にしたけれど、これがツアーにおける最終形態なんだよな〜って気持ちで見た。
アルバムは発売日から毎日のように聴き込んでたから、この曲!ってすぐにわかった。
そして、今回はれんくんがバックとしてもゲストとしても出ていないので、ほぼ純粋にセクゾンだけを見れた気がする。
って言いながら、関ジュも見て楽しんでた(笑)
一年ぶりに見た道枝くんが道枝さんになってて迷いながらステージを走る姿はなく子供の成長早いって実感したし、遠くからでもわかる長尾くんのかわゆいスマイルにヤられたし、恭平くんの線の細さがたまらなかったし、赤にゃんの煽ってる顔がハンパなかったし、ふうがちあがとろける程かわいかった!(結局)


課題もあるんだろうけれど、とっても楽しかった。
あたたかくて、優しくて、ファンからキャーキャーと歓声が上がってフゥ〜って煽られて(笑)あぁこの子達は愛されてると思った、し、愛されて欲しいと思った。
担当でも何でもないのに何を言ってんだって話だけれど、温もりを感じて欲しい愛されながらグループとして育って欲しいと思った。
そう思わせたのは風磨くんの言葉であり、勝利くんの言葉と表情であり、健人さんの表情であり、聡ちゃんの笑顔であり、マリの存在であり、そこにキラキラと輝いてる5人の姿があったから。
すごくアイドルだった。

感想を箇条書き(私はふまけんが好きだからふまけんしかない 笑)
・スタトロでおもいっきり頭震わせて汗を振り撒く健人さんに対しヲタクがキャーって喜んでて、と言うか健人さんの飛ばす汗の量が凄くて、汗が目視できる!汗の粒が見える!凄い!って驚いた。
・久しぶりに健人さんの腰の突き上げを見たんだけど、とても滑らかになってるしヲタクがキャーってなってるのを聞いて密かにニヤりとしてて、数年前の初めての城ホで腰突き上げながら回してる時に前より色気増したよね!?とか騒いでた頃からの時の流れを感じた。
・スタトロで「声を」という歌詞のところで風磨くんが自分の耳をトントンと手で指す(声が耳に届く)ジェスチャーしてて、風磨くんだ!これ風磨くんの得意技だ!って思った。軽率に好き。
・親子席に向かってチャンピオンの振付を小さく丁寧にやってる風磨くんのお顔がとても柔和であたたかな笑みを浮かべたお顔でたまらなかった!子供に優しすぎるだろと思うくらいふにゃんとした穏やかなお顔で風磨お兄ちゃん。軽率に好き。
・ストプリと一緒に曲紹介してる時の健人さんは「歌のお姉さん」
・Perfect Potionで手を回す振付のところの健人さんがどうしてもオネエにしか見えなかった。またオネエにしか見えない呪いにかかってしまった…他はかっこいいのにその振りの時だけオネエさん…(これ怒られるやつ)


この日、また風磨くんが人数の話をしていたけれど、ファンよりも人数(数字)に縛られてるのは本人達なのかもしれないと思った。*1
そう思うとちょっぴりつらかった。
運営方針とファンの板挾みみたいになって、更にメンバーという内側からの視線や気持ちだって感じていただろうし、今でもちょっとしたことでファンがすぐそこの部分を出して来る。
本当に些細なこと、揚げ足をとるかの如く、発言や数字や何でもそこに直結させる。そういったファンの思考回路があるということを本人達に植え付けさせてしまったのかなーなんて。
そこばかりを気にさせられ・囚われていて可哀想に思えてしまった。もっともっと違うところに気を集中させたいだろうに。もっともっと違うところを見てもらいたいだろうに。
そういうファンを生み出して(?)しまったのは運営方針のせいでもあるんだろうけれど。
ファンの声がすぐ届く、近すぎるって考えものだなぁと感じた言葉だった。
プラスの感情が即伝わるようになって、それはそれで良いことだとは思う。
それに今の時代避けては通れないものだとも思う。
たとえそうであっても雁字搦めにはしたくないなと思った。*2
翌日のwebでその時の言葉とほぼほぼ同じことを書いていて、よほど伝えたかったのだなぁと思う。
その場に居なかった人にも、改めてその場に居た人にも。
いつも悪役を買って出ると言うかデリケートな部分に一人わざわざ触れ背負うのは君だねって思ったりする。その姿をまた様々な方向から見られて賛否両論、不利に働くこともある(あった)
とは言え、熱量や温度を感じ人間味があって好きではある。そういうことを言えるって。

一方、健人さんは全てを奥に仕舞い込んで【アイドル中島健人】で蓋をしてる印象を改めて受けた。
たぶん間違ってるけど受ける印象は人それぞれだから許してね。
それにしても健人さんは変わらず指先まで中島健人.。.:*☆だった凄い。ますますその様子が極まってた。
それでも、最後の最後に会場と呼応するかのように「大丈夫」「大丈夫だよ」「大丈夫だから」って叫ぶ健人さんの顔が良い意味でいつものキメキメの表情じゃなかったのが印象的だった。
大声出せてよかったね。解き放ててよかったね。
最後の表情がとても印象に残ってるのはそのせいかな。貴方の未来に幸あれ。

勝利くんが涙を堪えようとしていたのはデフォーだったのか、それともオーラスだったからか。
そこがオーラスしか入ってないとわからないからダメだと痛感する…。
私は勝利くんの意外と(造りが美しいのに)人間臭いところが好き。
勝利くんが「ドームでやろう」「てっぺん取ろう」って言った時、あぁ見たいなぁドームでやる彼らを見たいと思った。
そう思えたのがちょこっと嬉しかった。


トリプルアンコの時のあの独特な雰囲気が何かに似てると思った。
それはサマリーのオーラスだと気付いた。
何とも表しにくい空気感。
自然と会場が一体となっていた、振り切れた高揚感に連なって一斉に正も負も放出して愉しむ。
哀愁や切なさや嬉しさや喜びや強さ、全ての感情を混ぜ込んだ情緒が押し寄せてくる感覚。
一人一人の感情がリンクしたように錯覚してしまうほど。
今この瞬間が好き、と思った。


5人の笑顔が咲き続けますように。


*1:2年前の神戸で行った3人のコンサートで風磨くんは今の人数体制について叫んだ。その時よりはだいぶ気楽に穏やかに話していたとは思う。

*2:私は人数に拘りがなかった、と言うか、文句や愚痴を言うよりグループ自体が消滅し全ての可能性が失われることを恐れて、お金を落とせるだけ落とすというかなり少数派の考え方をしていた。